歯の仕組みを理解して、磨きすぎないブラッシングを
私たちが毎日必ず行う歯磨き。
ただ、間違えた歯磨きをしていると、せっかくホワイトニングしたキレイな歯も台無しになってしまいます。
改めて歯の仕組みや役割を理解して、正しいブラッシングで日々のケアを心がけましょう!
歯の仕組み
まずは歯の種類と役割を知りましょう!
永久歯は32本あり、大きく3つに分類されていて、それぞれ違う役割を担っています。
種類

- 中切歯(ちゅうせっし)
- 側切歯(そくせっし)
- 犬歯(けんし)
- 第1小臼歯(しょうきゅうし)
- 第2小臼歯
- 第1大臼歯(だいきゅうし)
- 第2大臼歯
- 第3大臼歯
役割
1.中切歯 2.側切歯 ・・・かみ切る、ちぎる
3.犬歯 ・・・切り裂く
4.第1小臼歯 5.第2小臼歯 6.第1大臼歯 7.第2大臼歯 8.第3大臼歯 ・・・かみ砕く、すりつぶす
歯は一本でも失ってしまうとバランスは大きく崩れてしまいます。しかし、歯の寿命は50~60年。70歳前後には歯の平均本数は15本というデータがあります。歯が抜けてしまう原因の多くを占めるのが、歯周病や虫歯です。予防するにはやはり日々のブラッシングが大切になります。
正しいブラッシング方法
歯ブラシ選び
人それぞれ、歯の形や歯並びなど違います。自分に合った歯ブラシを選ぶようにしましょう。
また、歯ブラシは一カ月に一本交換するのが基本です。
ヘッドの大きさ
ヘッドの適正なサイズは、親指幅といわれています。
刷毛の列は密集度が低く乾燥しやすい3列のものが衛生面で良いでしょう。

刷毛
市販の歯ブラシの硬さは「ふつう」「やわらかめ」「かため」と分けられていることが多いですが、「ふつう」を選ぶのがベターでしょう。
ただ、歯茎が弱い方は「やわらかめ」、磨く力が弱い方は「かため」を選ぶといいと思います。
ブラッシング
最後にブラッシングについてです。むやみやたらに磨けばキレイになるというわけではありません。
強く磨きすぎると、歯茎が下がったり、歯のエナメル質が傷ついて知覚過敏になってしまいます。以下のことを意識してみましょう。

- 歯一本に対して20回以上、毛先が広がらない力で、小刻みに磨くことが基本です。
- 当て方は90°から45°で、歯と歯茎の間は45°の角度を意識します。
- 並びがでこぼこしている前歯は横磨きでは当たらない部分があるので、縦磨きにして刷毛のつま先とカカトを使ってしっかりと磨きましょう。
- 奥歯は垂直に立てて動かし、溝が深い部分は歯垢が溜まりやすいのでかき出すように磨くといいです。
白い歯を長持ちさせるためにも、毎日の歯磨きは手を抜かずにしてあげてくださいね!